ある朝キャストの枝松が
「こんなん作ってみてんけど 勝手に・・・。
どうかなぁ あかんかなぁ・・・。つまみにくかったら ここに枠を作って・・・」
と、ずいぶん遠慮がちに取り出したホワイトボード。
そこには
磁石で手づくり感たっぷりの文字カードが並んでいる。
彼女が行動にうつしたのは、言葉が発しにくいゲストとのコミュニケーションを
(ちょっとでも なんとか改善したい)
そんな切なる思いだった。
わくわくする気持ちをおさえつつ
このボードをゲストの手にしていただいた。
きっとそのゲストにとっては
まだまだ
改善点は多いだろう。
それでも
こんな言葉を
こんなに丁寧に並べてくださった。
「たいへん よく できています」
ひとつ ひとつ
丁寧に言葉を選び、並べて下さった。
この言葉を頂いた枝松は
「もう、どんなことも吹っ飛んでしまうほどの喜びを ゲストから頂戴した」
と
感動にまみれた様子で
私に知らせてくれた。
心と心の想いが通いあったよろこびに
触れさせていただき
今日もまた私たちはゲストから感動を頂いてしまった。
ありがとうございます。
いつか
この恩に
お返しがしたいです。
若松裕子
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