秋も深まり、北風が吹いた休日。新そばが食べたくて、三田方面までドライブしました。
ガイドブックをみるわけでもなく、田舎道を走らせたが、平日だったこともあり、閉店だったり、
定休日だったりと、なかなか見つからず、だんだんと遠くへ・・・
やっと見つけた新そばの看板。お腹がキューンとなりました。
もう、12時はとっくに過ぎているのに、お客様は誰も居らず、私達ふたりだけ。
だけど、店の奥様が、気軽に話しかけてこられ、そこから、話に花がさき、
この土地のこと、健康のことなど、そばを待つまでの間、楽しいひと時で、
もちろん、そばも美味しくいただきました。
帰り際、奥様より、「そばの出汁をとった昆布だけど、おいしい昆布煮を作ってください」と差し出され、
まだ、温かい昆布が手を伝わり、体全体を温めました。
自宅に戻り、さっそく昆布の佃煮を作り始めました。
昆布の佃煮は、義祖母が七輪で作っていたのを思い出し、七輪までは出さなかったが、
懐かしく思いながら作り、主人に味見してもらい「おーうまい」。
夕食は、新米と昆布の佃煮を食べながら、心温まる秋を感じた一日でした。
谷林 三津子